活動(章2)
此の章2「 活動」では、荒廃竹林整備活動の進め方、排出される竹の効果的利用方法、そして、竹・筍の原資化を紹介します。
但し、我々の荒廃竹林整備活動の範囲内での紹介ですので、竹林所有者の方々がご覧頂くと少々違って受け止められるかも知れません。例えば、筍を収穫するために畑として竹林を運営される場合、土壌管理、陽射し/雨の取り込みを意識した空間管理、更には筍を安定して収穫する為の各竹1本1本の配置育成管理、等々で土地其々で異なった管理方法を施されていると考えます。
ですが、我々の整備活動は荒廃化に依る災害発生を低減させ、竹林品質を高く維持させる事を目的とし、限られたリソースで実施出来る事を目標としてます。敢えて行わ無なわず割愛している工程も有ったりします。
但し、定年退職後の第三の人生に入り、体が衰える事に抗う目的で初めました此の活動ですので、我々は素人です。ですので、「xxxと云う遣り方も有るよ。」の様なご助言を頂ける事は大歓迎です。
以下の3つのページ に分けて紹介します。
・荒廃竹林の整備
:立ち枯れ竹の伐倒 ― 危険地帯への侵入に於ける知識の共有
:生竹の伐倒 ― 空間管理、切り方、倒し方
:重機進入路の確保 ― ユンボーに依る道の敷設
・高い竹林品質の維持管理
:土壌&地表面 ― チップの布団、ミネラルK壌土
:陽射しと雨を届ける ― 5年生迄の管理
:筍畑での害獣対策 ― 電柵、鉄柵、ネット柵、罠
・持続的活動への還元
:筍 ― 広域販路への卸し、品質確保
:生竹材 ― 牡蠣筏用棹、箸材、竹紙、竹パウダー、・・・
:枯れ竹 ― バイオマス発電燃料、防草用チップ
なお、前記「還元」の意味は、資金化の事です。我々は荒廃竹林を整備し乍ら進みます。活動の持続性を維持する為に、お金が生まれる可能性が診える竹林に整備しますが、事業化とかは目指さしません。災害発生可能性の低減化を続けるだけです。或る程度の安全品質が維持出来る程度で良しとし、当該竹林に費やす工数は抑え、後は只管、本気で運用に精を出される方が現れる事を待つだけです。
我々が調査した還元手段も併せて紹介します。我々は裏方で在り、第三の人生での体力低下に抗う場所が与えて下されば、其れで充分です。