各自携帯装備:竹の伐倒

作業内容で手にする小道具が2通りに分かれます。2通りの作業とは、竹林整備用と筍収穫用の事で、其々異なる武器を使い分けます。

此のページでは、密集して乱立する青竹の除伐(間引き)や立ち枯れ竹や折り重なって倒れた竹を排除する為に使う道具を紹介します。

 

○ 竹林整備用・電動チェーンソー

はい、以下の格好で荒廃竹林に突撃してます。基本装備で整えて、左手には電動チェーンソー です。

因みに、此のショットを撮る時、スパイク長靴に穴が開いた、と云うより破けたので、当分使って無かったスパイク地下足袋を履いてます。

竹林に持ち込む物のは他にも有ります。電動チェーンソーの交換バッテリーと臨時調整用工具、補水用の爽健美茶と十六茶とハト麦ブレンド茶、白秋の思い出用の銀チョコ、汗拭きタオル、カメラ、等々を入れたリュックを持参します。其れ等は作業中は必要無いので、何処か近くの竹に縛り付けてます。

拙者が使ってます電動チェーンソーは、以下リンク先を参照して下さい。

充電式チェンソー MUC204DRGX_MUC254DRGX_MUC204CDGR_MUC254CDGR/株式会社マキタ (makita.co.jp)

充電式チェンソー MUC353DPG2/株式会社マキタ (makita.co.jp)

重要なお願い:チェーンソ―は何処のホームセンターでも売ってます。安いゴルフクラブセットと同じ位の値段で買えますので、「先に道具から」と買って仕舞いそうです。しかし、即買いは止めて下さい。チェーンソ―は非常に危険な代物です。もし、買いたいと思ったら、先に安全講習を受けて下さい。)

良く言われて仕舞うんですが、エンジンチェーンソーに比べて、はい、電動チェーンソーの定価はお高いです。でも、エンジン系は混合燃料を準備しないと駄目なので、其の容器や給油道具の手配と別途お金が掛かります。其れに、実際に竹林で動き回ってますと、混合燃料を入れたタンクとかを一緒に竹林に持ち込むのは割と面倒です。掛かり付けの医者に「油っこいモノは控える様にして下さい!」と強く云われてますので、年齢的にも素直に従ってます、はい。だから、拙者は電動系を愛用してます。

因みに、拙者は定価は高いのですが、少し世代が古いのを半額近くで購入しました。更に、電池が共通の他の電動ツールを揃えて全体的に安く収めてます。まぁ、其れでも高いですが、豪華客船で外洋する訳でも無く、ゴルフとかに精出す訳でも無く、賭け事する訳でも無く、ガテン系の汗を掻きたかった。そぅ、竹林の中で白秋SaltSplashしたかったので、我が相方に土下座して許しを請いました。

エンジン駆動との使用感の違いは、振動が少ない、直ぐに回転が立ち上がる、そして、親指1本で主電源On/Off出来る。エンジン式はまずスターターを引く手間が要りますが、此れがしんどくて、斜面での竹林整備では厄介です。ちょっと切っては其の竹を片す作業の繰り返しは、エンジン式は面倒で手際が悪く成って仕舞います。

エンジン駆動の方がパワーはやや勝りますが、其の分、力任せ的な使い方が出来て仕舞うので返って危険と感じます。モーター式はお得意のIC制御ですので、センサーが過負荷を検知すると直ぐに止まります。色んなセンサーが危険防止で組み込まれているので、此れを理解しないで使うと、力が弱いと勘違いして仕舞います。整備を丁寧にして上げないと急に動か無く成る事が有ります。まぁ半分オタクじゃないと使い熟せ無いかな・・・。

拙者から観た電動式チェーンソーの欠点は、音がしない事。主電源Onで直ぐに使用可能なので、エンジン駆動に慣れた方はエンジン音で使用可を判断される。で、電動式のパドルを気軽に握って、急に起動するからビックリされる。いや、此っちがヒヤっとして、見てて怖い。小マメな主電源On/Off、そして、回転ロックの常用が習慣就いて無い方には貸せ無い代物です。

話長く成りましたが、やっぱり最大の魅力は油っ濃く無い事です。

○ 竹林整備用・アメリカンレーキ

倒した竹や雑木、重なり合った枯れ竹、散らかった枝等は其のままにはしません。其れらは成るべく早く土に戻したいので重機で粉砕します。其の粉砕した竹を均等に撒いて均すのに使うのが、アメリカンレーキです。山の中で小枝や落ち葉を集めるのにも便利で、ガバッと大量に掻き集めるには少し重量が有るのが良いです。拙者は、カインズホームで売っているのを使ってます。

竹の細断に使う重機は通称・チッパーと呼ばれますが、別頁で紹介します。以前は枯れ竹を燃やしていたそうですが、周防大島町が共用貸出重機として準備して頂いてますので活用します。チッパーで細断したチップは山の様に堆積しますが、其れを竹林内一面に均等にばら撒きます。竹林内に撒けば、徘徊するのに滑り止めに成りますし、雑草が生えるのを抑える効果も有り、筍の成長にも一役買います。掛布団の様に保湿と保温効果が得られるので、陽が当たる所には地主好みの大きな白筍が獲れます。